本日の走行軌跡(GPS電池切れのため途中まで)
3日目は、韓国チームとの集団走行。総勢23名とのこと。
昨日泊めてもらった韓国友人のチームである。
彼はサイクリングチームを立ち上げて、観光バスを貸し切り、主に週末を使った
日帰りサイクリングツアーを企画しているのだ。
今日は、スアンボ温泉からサジャエ道(標高600m弱の南北分水嶺超え)の150km走破するとのこと。
ソウルを朝6時発で貸し切り観光バスでスアンボ温泉まで向かってきている。
スアンボ温泉で合流し、帰りはバスに乗せてもらってソウルまで帰ろうという魂胆。
会費5万ウォンで、昼食、晩飯とバス送迎が含まれる。

途中、車内の楽しそうな写真が送られてくる。

8時半に到着するとのことなので、それに合わせて宿を出る。
スアンボ温泉のスタンプ地点のある公園で全員と合流。
まずは全員で写真を撮る。

そして、自己紹介をした後に、まずは総勢23名で準備体操。

韓国語よくわからんが、やってることはなんとなくわかる。
メンバ構成は初中級者で、ロードだけでななくクロスやMTBもあり。
しかしロード乗りは、カーボン車にカーボンホイールという感じの高級車が多い。

1個目 Suanbo Oncheon。08:25。
さて、本日の1個目のスタンプを押して、出走!

MTB、クロス、ロードの順に出走。先に遅いのを行かせて、
平地では25km/h制限、追い抜きナシ、ヒルクライムのみオープン戦というルール。

を!イキナリパンクですか?
大勢で走ってるので、メカトラブルがあっても怖くない。
しかも観光バスというサポートカーが近くを走っているので、いつでも離脱できるという安心感。

最初のちっこいヒルクライム(といっても300m位だけど)のところでロードが先にでる。
山頂で、談笑しながら後続を待つ。

韓国ではピナレロが最高にイカしているそうだ。

おおっ!
これがボトルケージ収納タイプのスピーカーか。。。
音源はスマホでMP3再生かネットのストリーミングを流すんだそうだ。
なるほど。

女性ローディーに、よくわからん補給食をもらう。

記念撮影していたら、後続が追いついてきたので、再スタート。

さて、途中でSajae道から分岐する別のサイクリングロードのスタンプポイントがある。
今日の目的(Sajae走破)とは違うが、みんな躊躇なくスタンプを押すので、おいらも押しとく。

2個目。 HaengChon Cross Roads。10:00着。
さて、しばらく行くと、本日のメインイベント、分水嶺への登り開始。
標高600m弱なので、ヤビツ峠よりは楽な感じ。斜度も8%前後なので、ゆっくり進めばへっちゃらな感じ。
MTBなおじちゃんが、ここぞとばかりかっ飛ばして逃げるので、面白そうだから後ろをついて登る。
7割くらい来たところでバテたっぽいから、パスして登ってく。その時に「がんばれよ〜!」の
ようなことを言われたので、ガッツポーズで返す。3日目にもなると韓国語でもなんとなく言ってることがわかる気がする。

峠に2番手で到着。1番手は鶴沖くん。
すぐ後に、補給食恵んでくれた女性ローディと続く。

3個目。 Ihwaryeong Rest Area。10:40着。

小雨降っているので、だんだん寒くなってきたので、売店でコーヒー飲みながら待つ。


到着してくると、みんなで記念写真を撮りまくる。

韓国人も写真撮るの好きなのね。。。 つか、かなり寒いんで早く降りようよ!

と思いつつも、おいらもマネして写真撮ってもらう(爆)
約30分も写真撮りまくり、体が超冷えた後のダウンヒル。雨強くなってきてるし、もう泣きそう。

峠を降りて、しばらく進んだところで、今日の昼食をとる食堂に到着。

チャーターしてある観光バスも食堂前に待機。何人かはタオルなどを取りにバスに戻る。
そうかー。観光バスがサポートカー的な役割もしているのね。

さて店に入る。いきなり貸切状態なのである。
なるほど、数は正義ということか。

食堂ではあらかじめオーダしてあるものが続々と運ばれてくる。うまそー。

「おー、マッコリと一緒に食べるとおいしいんじゃね?」と鶴沖くんと日本語で会話をしていたら、
韓国人たち「マッコリ」に鋭く反応。「ん?マッコリ?」「ねー!」「たのんじゃう?」「(大勢で)ねー!」
みたいなやり取りがあり、真昼間からマッコリ呑み始めるの図。

いやぁ、韓国語わからんけど、同じ趣味仲間と時間と共にすると、言っていることがわかる。
こういうのってイイね。

最後の〆はこんな感じにするのだそうだ。
おいしかった!ご馳走様でした。

ここではチェリーみたいなものが名産なようで、1リットルものを購入。
もちろん重いのでバスに預けておく。こりゃ便利だ。

小一時間談笑したあとに、再度出発。
あとは基本下り基調なので気が楽だ。雨も上がってきたし。

みんなで田舎基調な道を進む。みんなで協調しながら走ってるところが、
無言のコミュニケーションを取りながら走っているみたいで、とても楽しい。

そうそう。今回一緒に走ってみて、韓国人の走り方が少し違うことに気づく。
まずビックリしたのは、自転車優先の徹底。
リーダー(ロード)が5人いて、笛を持っている。

例えば、サイクリングロードが一般道にT字路のような形で突き当たるところで
進行方向は左折(日本でいう右折)という時に、信号が青になると、先頭ロード数台が
横断歩道右側で止まり、手を車に向けてあたまを下げてブロック。ここまでは日本でもありがち。
でも、車側が青信号になっても団体が通過終了するまでは車をブロック続ける。車も文句を言わない。
そして、後続は、左右の確認などせずにぴったりくっついて続け。という。
日本のノリで、ちょっとスピードを緩めて左右確認しようとしたらリーダーに笛吹かれて怒られた。
要は、車が止まって待っているので、前方にスペースができると車が発進しようとしてしまい、
かえって危ないのだとか。(ココかなりのカルチャーショック)

一般道を走っていて左折する時も同様に、先行ロードが交差点までゆき反対車線の車をブロック。
後続は左ハンドサインを出しながら、2車線わたって左折レーンへ(この場合片側2車線)。
ケツモチしているロードは笛吹きながら後方の車をブロックして本体を左折レーンへ入れさせる。

あとは、田舎道で千切れ気味になってくると、分岐道でわかりずらいところになると、
集団一番後ろの人が、分岐地点で止まり、こっちだよ。と合図を出す。というルールも新鮮であった。

車との共存のところが、かなり強気な印象でしたが、ここまでやらないといけないんだな。と納得。
昔から韓国の車の運転はとても荒いのが有名なので、行く前はとてもじゃないけど車道は走れない。
自転車専用道ONLYと、想像していましたが、意外と車道も走れるな。というのが感想でした。

しばらく進むと、本日4個目 Mungyeong Buljeong Stationのスタンプ地点だ。
ここは鉄道公園になっている。

4個目。Mungyeong Bulieong Station。13:20着。
ここで、昨日ヤンピョン駅で一緒に呆然と立ち尽くしたローディーカップルと再会。
思わず一緒に記念撮影してもらいました。
ここまで同じようなペースだったのね。
彼らは釜山まで目指すそうで、今日はウチラはゆっくりペースな集団走行なので先に行ってもらう。
あ。Strava ID聞くの忘れた。。。

しばらく進むと、自転車専用道が復活してきた。
しかし、田舎地帯なので、ほとんど誰ともすれ違わない。日曜日なのに。。。

でも、少しづつ街中に降りてきているのか、少しづつ人が多くなってくる。

川沿いに公園のようなものが出現してきて、だんだんとにぎやかになってくる。

川沿い公園でちょいと休憩。

休憩すると、すぐに「一緒に写真撮ろうよ!」。
どうも写真を撮るのが好きらしい。

途中、なんとか800里。という碑で記念撮影。
ここから釜山の河口まで800里という意味だそうだ。
ここで、1里は何kmよ?という話に。日本だと4kmだから、800x4=3200km?
そんなあるわけないよな。。。と盛り上がる。答えは1里=400m。つまり釜山まで320km。
うぅむ。これは次回にとっておこう。でも、絶対に走破するゾ!と心に固く誓う。

自転車道はまだまだ続くよ!
そろそろ景色に飽きてくる。
これってスタンプがないと心が折れてしまいそうだ。

5個目。 Sangpung Bridge。15:30着。
やっと到着。

バックに記念撮影もしておく。

実距離はそうでもないが、精神的距離が長い。

果てしなく続く感じ。

まだまだ・・・

6個目。 Andong Dam。18:40着。
ようやく、本日の最終目的地。安東ダムに到着。
時刻は18時半。ちょっと薄暗くなってる。

皆で写真取って、自転車をかるく拭き掃除して、バスに詰め込む。

バス下のトランクルームに入れたり、

後方座席に自転車積み込んだり(コレは目からウロコ)…

自転車積み込み完了したら、晩御飯の会場までバス移動。

すぐに安東市の某レストランへ到着。

サイクルジャージのままオモムロにレストランへ入る。

ここでも、おいしい料理を頂きました♪

めくちゅにそじゅで大盛り上がり。

本日の成果です。4人テーブルぶん。はい。
約2時間、自転車仲間と晩御飯を食べた後、バスは21時出発し、ソウルに23時着。
バス解散地点から、友人宅まで自走5分で到着。
いやぁ、今日は楽しかったですー。

さてさて、明日早い出発に備えて、自転車分解して箱詰め開始。



約30分で終了。かなり慣れてきた。
24時には就寝。